やる気を出すための式と、その高め方

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何かチャレンジしたいと思ったり、おもしろそうだなと思ったり、これをやらなければと思ったとき、そう思ってはいるけどなんだかやる気が出ないなぁ。という時もあるのではないでしょうか。

どうしてやる気が出ないのか、どうしたらそのやる気を高めることができるのでしょうか。

うまくやる気をコントロールできれば物事うまくいきそうですよね。

やる気を出すための式と方法をまとめてみました。

成功したい気持ちと、失敗したくない気持ち

やる気、意欲に関して研究をした心理学者ジョンアトキンソンによってやる気に関する考えがまとめられています。

物事をやり遂げたいという意欲である「達成動機」には成功動機失敗回避動機が関わっているという考え方です。

成功動機とは、やりがいのある事柄を成功したいという動機のことです。簡単に言えばやる気ですね。

失敗回避動機とは失敗することで批判されたり、馬鹿にされたりすることを恐れて、失敗しそうなことは避けたいという動機です。

このことを式で表しています。

達成動機=成功動機-失敗回避動機

当然、失敗回避動機が成功動機を上回ってしまうと達成動機はマイナスとなり、そこに動機は生まれません。

成功動機が0であったとしても同様ですね。

意欲的な人は成功率50%の目標の時に、その達成動機が最も高くなると言われています。

簡単すぎず、難し過ぎずといったちょうどいい難易度がいいわけですね。

失敗回避動機が強い人は簡単に達成できる事柄か、逆に極度に難しい事柄のどちらかを選択する傾向が高いと言われています。

成功が間違いないか、失敗しても「難しかったから仕方ない」と本人のせいではないと思える事柄にとりかかるわけです。

物事をやり遂げたいという「達成動機」を大きくする、つまりやる気を出すための方法はシンプルに2つです。

・失敗回避動機を小さくする

・成功動機を大きくする

失敗回避動機を小さくする

失敗回避動機を小さくするには、失敗を恐れない体質を作ることが必要です。

失敗恐れてしまい躊躇してしまったり、無謀な目標を立ててしまったりすることはやる気を下げたり、マイナス面も大きくなります。

失敗を恐れない体質を作るためには失敗することが大切です。

失敗しても思ったより大ごとにはならない、取り返しがつかないわけではないということを知る必要があります。

それには実際に失敗をしてみることが必要なんですね。

それとは別に、批判する人、挑戦を妨げる人から距離を置くということも有効です。

有益な注意やアドバイスではなく、根拠や経験のないことを批判したり、挑戦を妨げようとしてくる人はいます。

周りにこういう人が多いと失敗回避動機は高まってしまうでしょう。

成功動機を大きくする

成功動機を大きくするには成功することが大切です。

同じじゃないか。

と思われているかもしれませんがやってみた経験でしか身に付かないことでもあるんですね。

成功をして成功体験を積むことで、やる前から成功しないのではないかという思いはだんだん下がっていきます。

こちらは褒めてくれる人、前向きに評価してくれる人が近くにいると上がりやすいと思います。

褒めてもらえる、正当に評価してもらえるから頑張れるようになりますね。

やる気を失う理由

やる気を失う理由も同様に式に当てはめることで説明できます。

達成したいという「達成動機」には動機、期待、誘因が関わっているそうです。

動機とは成功に向けてやらなければならないという動機の強さです。

期待とは成功するという確率、見込みのことです。

誘因とは目標の魅力、成功をすることの魅力のことです。

式にすると以下のように表わされます。

達成動機=動機×期待×誘因

例えばダイエットで考えてみましょう。

達成動機は「痩せたい」という思いです。

動機は「健康になりたい」「もてたい」「かっこよくなりたい」ということでしょうか。

期待は痩せられるかどうかという見込みです。

それを高めるためにジムに入ったり、痩せるサプリメントを買ったりするわけですね。

誘因は痩せた結果、「かっこよくなってもてた」「好きな子と付き合えた」ということですね。

やる気が下がる理由はこのどれかが0になったり、極端に減ったりすることです。

式をみると掛け算になっていますね。

一つでも0になるとすべて0になってしまうということです。

痩せて、かっこよくなって好きな子に告白をしようと思ってジムに入ったけど、好きなあの子は相撲取りのような体系が好きだった。ではやる気はもう出ませんよね。

また、5あった一つのものが1になってしまっても全体が1/5に減ってしまいます。

一つでもさがってしまうと影響が出てしまいます。

どうすればやる気が出るのか

やる気=達成動機を上げるためにはどうすればいいのでしょうか。

それは先ほどの動機、期待、誘因の一つ一つの数値を上げていくことですね。

ここでは動機を上げる、期待を上げる、誘因を上げるとして説明していきます。

動機を上げる

動機を上げるには、何をしたいのか、なぜそれをしたいのかという目的や目標を明確にすることです。

何となくの目標だったり、あっちに行ったりこっちに行ったりでブレてしまうと成功したいという気持ちは大きくなりません。

具体的に目標を描き見失わないようにしましょう。

期待を上げる

期待を上げるということは、成功する確率を上げるということです。

ここには具体的な行動が伴いますね。成功の確率を上げるよう行動することと同時にマイナス要因を減らしていくことも必要です。

先ほどのダイエットの例に当てはめると、自分では頑張れないのならジムに入会するのも一つの手でしょう。

ジムでもだんだん通わなくなってきそう・・・であれば思い切ってライザップに入会することで成功確率が上がるかもしれません。

ついつい食べてしまうのであれば冷蔵庫に食べ物を置かないことでマイナス要因を取り除けます。

誘因を上げる

誘因を上げるには、目標自体の魅力、成功することの魅力をしっかりと認識することです。

それを達成した時を具体的に想像してどんなにいいことがあるかを考えましょう。

痩せてかっこよくなった自分を想像し、それによって自信がついた自分、もてている自分がいれば自然と上がってくるのではないでしょうか。

まとめ

やる気を上げるには式の一つ一つの項目について意識して行く必要がありますね。

成功している人や何事も意欲的に取り組んで前向きにキラキラしている人達はこのあたりのことをナチュラルにやっているように思います。

きっと過去の経験で知っているのでしょうね。

環境などによっても左右されますが、身に付いていな人は今からでも身に付けていかなければいけませんね。

とにかく体験する、経験するが全てですね。

まず1歩踏み出すことを意識して失敗も成功も経験に変えていきましょう。

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