ヘルシーな食品として有名な海藻ですが、具体的にどんなことにいいのかよくわからないですよね。
海藻の成分と栄養とその効果などをまとめてみました。
生活習慣病予防の効果やダイエットにも効果的な成分も多いこともわかりました。
詳しくご説明したいと思います。
海藻とは
海藻とは藻類のうち海に生息するもののことを言います。
藻類とは光合成をする生物でシダ植物、種子植物、コケ植物を除いたものと定義されています。
海藻のはたらきは海の中で光合成をおこない酸素を作り出しています。
なんと地球上の酸素の2/3は海藻や海の植物プランクトンによって、海から生まれているそうです。
また、海藻の集まりは藻場といい、水生生物の住み家となっています。
海の環境や地球環境にもなくてはならないものなんですね。
海藻は、大きく紅藻・褐藻・緑藻の3つに分けられます。
紅藻:テングサ、アサクサノリ、スサビノリなど
褐藻:モズク、コンブ、ワカメ、ヒジキなど
緑藻:アオサ、海ブドウなど
海藻の成分
海藻には種類にもよりますが、カリウム・カルシウム・鉄・亜鉛などの豊富なミネラルが含まれています。
ビタミンB1・B2、ビタミンCなども含まれているものもあります。
カルシウムはヒジキ・ワカメに多く含まれており、骨粗しょう症の予防などに効果があります。
鉄分はアオサやヒジキなどに豊富に含まれており貧血の予防に効果が期待できます。
カリウムはコンブやヒジキ、アオサなどに多く含まれており血圧を下げる働きがあります。
塩分が気になる方にもおすすめです。
(腎臓の機能に不安がある方は摂取量に注意が必要です)
海藻のダイエット効果とは
海藻のダイエット効果の多くは食物繊維のパワーによるものです。
海藻の食物繊維は海水特有のネバネバ成分の「アルギン酸」「フコイダン」があります。
どちらも水溶性食物繊維です。
食物繊維によって血糖値の上昇を穏やかにし脂肪の吸収を抑えてくれます。
また、主に褐藻類に多く含まれる色素であるフコキサンチンは脂肪燃焼を助ける効果があることもわかっています。
また触感や歯ごたえがあるものが多く、咀嚼回数が多くなると満腹感も得られます。
そのため「べジファースト」で最初に低カロリーな海藻を食べることで全体の食事量やカロリー摂取量を抑えることも期待できます。
そのほかにも、海藻に含まれる海藻ポリフェノールである「フロロタンニン」が内臓脂肪の蓄積を予防したり、脂肪の吸収を抑える効果があることもわかってきています。
まとめ
ミネラル豊富でダイエット効果も期待できる海藻。
その他にも、腸内環境の改善や生活習慣病の予防などの効果も期待できます。
いろいろな料理に加えたりしやすいですし、乾燥しているものだと保存もしやすいので便利ですね。
通常の摂取量では問題ありませんが、海藻にはヨウ素が豊富に含まれています。摂りすぎは甲状腺からのホルモン分泌に悪影響をきたす恐れがあります。
また、腎機能に問題がある方もカリウムの摂りすぎに注意する必要がありますので摂取量には注意しましょう。
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