ベジファーストという言葉をご存じでしょうか。
ベジは「ベジタブル」、ファーストは「first、最初」という意味です。
ベジファーストとは言葉の通り野菜を最初に食べるということ。
ダイエット効果や健康にいい食事の方法のことです。
食生活が気になり始めたあなたにおすすめの食事法です。
ちょっとした順番を変えるだけでいいので今日からでもすぐに取り掛かれます。
やり方とメリットを見てみましょう。
ベジファーストとは
ベジファーストとは食事の際に、始めに野菜から食べ始める食事の方法です。
野菜といっても、キャベツやレタスなどのサラダなどはもちろん、海藻やキノコ類、さらにはみそ汁やスープ類も含めてしまいます。
次にタンパク質を含む食材を摂ります。
タンパク質の中でも、大豆などの植物性たんぱく質を優先し、そのあとに肉や魚などの動物性タンパク質を摂るようにしましょう。
最後に、お米やパンなどの炭水化物を摂るようにします。もちろん摂りすぎには注意です。
イモ類など糖質を多く含む食材は野菜であっても最後に摂るようにしましょう。
早食いをせずにゆっくりと噛んで食べることも忘れずに。
ベジファーストのメリットとは
ベジファーストとは野菜などを最初に食べることで、まず始めに食物繊維を摂ることを目的としています。
食物繊維をはじめに摂ることで、糖の吸収を抑えることができ、血糖値の急上昇を防ぐことができます。
食事によって血糖値は上がるものですが、炭水化物などは急激に血糖値を上昇させてしまいます。
すると血糖値を一定に保つために、血糖値を下げようとインスリンが大量に分泌されます。
このインスリン、脂肪の合成を促進したり分解を抑制してしまう側面もあります。
また、インスリンによって処理しきれなかった過剰な糖は、脂肪として体に蓄積されます。
最初に食物繊維を摂り、血糖値の上昇を緩やかにすることで、脂肪の蓄積を防ぐことができます。
つまり太りにくくなります。
また、野菜類を先に食すことでお腹をある程度うめておけるので食べ過ぎも防止できますね。
食事はバランスが大切
ベジファーストは過度な糖質制限や脂質制限は必要ありません。
栄養素をバランスよくとりながら、食べる順番を変えるだけです。
食事はバランスが大切です。過度な糖質制限が流行ったこともありましたが、何事も極端に行うことはデメリットも大きいです。
糖質は人間の体の中で最もエネルギーを消費する「脳」のエネルギーとなります。
不足すると思考の低下や集中力の低下につながります。
また、糖質が過度に不足すると筋肉の成分であるタンパク質からもエネルギーを作り出そうとします。
行き過ぎると筋肉も分解してしまいます。
そうなると筋肉量が減ってしまい、基礎代謝が下がるので、エネルギーを消費しづらい体となり太りやすくなってしまいます。
必要な栄養素を時には意識をしてバランスの良い食生活を心がけましょう。
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