メモをとっていますか?
メモをとるより頭で覚えろ。経験すれば身につく。
そういわれる方もいらっしゃるかもしれません。
忘れないようにメモをとることは重要な一面ではありますが、それだけで終わらせてしまってはもったいないんです。
メモにはさらなる効果が期待できるんです。
あなたの思考を整理するメモを活用しよう。
詳細に記録できる
人はすぐにいろいろなことを忘れてしまいます。
この後しないといけなかったこと、疑問に思ったこと、ふと思い浮かんだアイデア。
それらを記録するのにメモは重要な役割を果たします。
いやいや、当たり前でしょ。
そんなツッコミが聞こえてくる気がします。
当たり前なんですが、その当たり前が大事なんです。
なぜならば、既知の事実に対して再度思い出すという処理を脳にさせる負担を減らすことができるからです。
「どこまで話しましたっけ?」とか「誰からの意見でしたっけ?」とか単純な情報を思い出す手間や負荷を削減できます。
その分もっと違うことに脳を使うことができます。
さっとメモに覚えてもらって、その先の重要なことをやりましょう。
いいメモの取り方は単なる丸写しではない
大切なのは聞いたり見たりしたことを、そのまま書くだけではなく、その時思ったことや感情を後で見たときにわかるように書き記すことです。
初めて聞いた時の新鮮な感情や疑問などはとても有意義な情報になりえます。
単に聞いたそのものを記憶するだけならば、ボイスメモやレコーダーのほうが優秀でしょう。
せっかく書くという労力を使うのであればプラスに活用しましょう。
情報への感度が増す
常にメモを持って、何か自分のためになることを記憶しておこうと意識をすると、情報を取りこぼしにくくなります。
一つ一つの情報に対してのアンテナの感度が増すんですね。
なんとなく聞き流していた情報の中にいいアイデアのヒントがあったら悔しいですからね。
また、真剣にメモを片手に話を聞いていると、話者もだんだんと力が入ってきます。
丁寧に聞いてくれているんだから期待に応えようと普段なら言わないことまで言ってくれるかもしれません。
理解度が増す
聞いている内容をメモに書き残すためには、当然音声を文字に変換する必要があります。
文字にする中ではっきりしない表現や感覚を明確な文字として記録することができます。
その場で明確に文字に起こせない場合は、その引っかかった感情や何がはっきりしないのかを記録しておくと後で考察できます。
文字化、言語化が苦手でとっさに書けない人もいるかもしれません。
そういう方はまずそのトレーニングをしましょう。
トレーニング方法は「実況アナウンサーごっこ」です。
パッと目に入った物や状況を実況中継しましょう。
例えば街中で、トラックから運送会社のお兄さんが下りてきて、てきぱきと荷物をさばき始めたら「お兄さんが荷物をさばき始めました。まずはここで下ろす荷物を集めているようです。重そうな段ボールが3つありますがもてるのでしょうか・・・」といった具合にすぐに言葉が出るようにしましょう。
他には、何かが起こって思ったことの理由を他者に説明するのも効果的です。
会社が終わって帰るときになんだかうきうきした時があったとしたら、なぜうきうきしているのかを短く端的に得説明してみましょう。
「今日はずっと滞っていた仕事が順調に進んで、上司にもよくやったと褒められた。かえってから飲むキンキンに冷えたビールがおいしいだろうからウキウキしているんだ」といった具合です。
ツイッターには140文字という制限があるのでこの中で表現してツイートしてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
以上メモについてまとめてみました。
仕事中は手帳のほかにメモ用のノートも持ち歩いています。
カバンなどに忍ばせておきましょう。
ちなみにボールペンはジェットストリームのスタンダード0.7mmがこの世で一番書きやすいと信じています。
他におすすめがあれば教えてください。
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